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製品紹介
       
セキュアメールアプライアンス製品 E-Post Mail Server V
半導体不足により供給体制が整わず長らく販売休止しておりましたが、
2025年7月より、製品を最新状態に更新し受注を再開しました。

Windows版のメールサーバとして高い評価の
E-Post Mail Server のアプライアンスが
復活!
E-Post V シリーズのセールスポイント

信頼と実績のある「純国産メールサーバソフトウェア E-Postシリーズ」の強力なアプライアンス製品が復活しました。株式会社イー・ポストでは、メールを知りつくしたメールサーバ専業ベンダーとして、セキュリティを万全にしたメールアプライアンス製品を発売いたします。
メールサーバを導入する際も、アプライアンス製品のためわずらわしい設定・構築作業が瞬時に終わります。また BSD版環境のため、コストのかかる別途OSやCALの費用を見積もらなくてよくなります。さらに、あらかじめユーザー数規模で最適なアプライアンス製品を構成しているので、マシンのキッティングを考えなくてよいなどのメリットがあります。
国内生産であるがゆえに、マニュアル・参考ドキュメント・FAQなど、膨大な日本語の技術情報が他社製品よりはるかに充実しています。万全のサポート体制でサーバ運営も安心です。

Top 製品概要 特長 仕様 システム構成例 製品型番・価格

アプライアンス製品ラインナップ紹介
E-Post Mail Server V 製品ラインナップ比較
  この製品写真はイメージです。

E-Post Mail Server V Standard 製品概要と内部システム
E-Post Mail Server V 製品概要 内部構成図
  この製品概要はイメージです。

E-Post Mail Server V Enterprise 製品概要と内部システム
E-Post Mail Server V 製品概要 内部構成図
  この製品概要はイメージです。
Top 製品概要 特長 仕様 システム構成例 製品型番・価格

特長


[1] Windows環境で培ってきた安定稼働の実績がそのまま

E-Post Mail Serverシリーズは、Windows環境で動くメールサーバソフトウェアとして、登場以来、多くのサーバで安定稼働してきた実績を誇ります。
そのE-Postシリーズが、BSD版環境に移植され、アプライアンス製品 E-Post Vシリーズとして登場しました。安定稼働という信頼性が何よりも重視されるメールサーバにとっての至上命題は、そのまま担保されています。

[2] パワフルなエンジン、万全のセキュリティ、国内生産、安心のサポート体制

E-Postシリーズは、高速配送性能を誇るパワフルなエンジンとして定評でした。また、早くからSMTP認証やSSL/TLSをサポートし、メールサーバへの総当たり攻撃が活発になる頃から、認証接続ロックアウト機能を搭載して、セキュリティを高めてまいりました。
E-Postシリーズは国内生産製品です。プログラムやオンラインヘルプのみならず、技術情報や関連ドキュメント、FAQなど、すべてオリジナルの日本語で用意しており、情報システム担当者やシステム構築担当者にご安心いただけるサポート内容をお届けしております。
これまでのこうしたE-Postシリーズの全メリットがそのまま、新しいアプライアンス製品 E-Post Vシリーズになっても、生かされています。

[3] BSD版環境なので別途OSやCALにかかる費用が一切不要、初期コストが劇的に低減

E-Post Vシリーズは、BSD版環境で動作します。そのため、Windows Server環境時に比べて、別途OSにかかる費用やCALにかかる費用は一切不要になります。導入の初期コストが劇的に低減されます。

[4] 基本の構築作業が完了しているのでわずかな設定作業で本稼働可能

E-Post Vシリーズは、OSを含めメールサーバソフトウェアとしての基本の構築作業が完了した状態で提供されます。情報システム担当者は、メールドメインを作成し、ユーザーアカウントを作成する必要最低限の操作だけでほとんどの作業が完了します。

[5] 最適なマシン性能やディスク容量の見積もりなどキッティング不要

E-Post Vシリーズは、ユーザー適正規模に合わせたアプライアンスとして用意していますので、マシン性能やディスク容量の見積もりなど、サーバ導入時に必要になるキッティング作業が不要です。

[6] Webからの完全管理、BSDコンソールへのアクセスもOK

E-Post Vシリーズは、他のアプライアンス製品などの操作手法と同様、基本操作と管理のすべてをWebブラウザから行うことができます。ユーザーアカウントの作成や設定変更、ログの取得と参照や削除など、メールサーバとしての運用管理に必要な機能がほぼすべて備わっています。
その他、SSHターミナルを使ってのBSDコンソールへのアクセスが可能です。必要に応じてお使いいただけます。


           ▲E-Postコントロールセンターのメールサーバ管理画面

[7] マルチドメイン管理やメーリングリスト機能、SMTP認証、SSL/TLS、AD連携(LDAP)、各種ログ管理などWindows版E-Postシリーズの機能をほぼそのまま継承

BSD版環境に移植されたE-Post Vシリーズは、Windows版E-Postシリーズの機能をほぼそのまま継承しています。ざっと列挙すると、以下のようにメールサーバ・SMTPゲートウェイサーバにとって必要十分な機能が実装されています。
●SMTPプロトコル+POP3/IMAP4プロトコル実装(※1)
●最大512までのマルチドメイン設定が可能
●SMTP認証設定および送信者の信頼度設定が可能
●SSL/TLSの暗号化通信に対応
●SMTPゲートウェイテーブル【gateway.dat】・フォワード機能−全体設定
●中継の制限機能 【effect.dat】(SMTP受信送信の制限)−全体設定
●ORDB参照機能 【ordb.dat】(DNSBL方式サイト参照)−全体設定
●SMTP配送の詳細設定−全体共通設定
●SMTP配送の利用時間設定 【usetime.dat】−全体設定
●SMTP受信メールサイズ制限・同報数制限−全体設定
●メールボックス保管サイズ制限−全体設定
●メールフィルタ設定 【mail.dat】−全体設定
●ユーザー管理方式の選択−全体設定
 −E-Post方式ユーザー管理
 −ActiveDirectoryユーザー管理との連携(LDAP)
 −OSアカウントとの連携管理
●自動転送設定−アカウント別設定
●自動応答設定−アカウント別設定
●追加処理プログラム−アカウント別設定
●メールボックス保管サイズ制限−アカウント別設定
●メールフィルタ設定 【mail.dat】−アカウント別設定
●利用時間設定−アカウント別設定
●送信先制限設定 【sender.dat】−アカウント別設定
●SMTP受信制限設定 【effect.dat】−アカウント別設定
●SMTP認証設定(あり/なし)−アカウント別設定
●APOP認証設定(あり/なし)−アカウント別設定(※1)
●POP3認証設定(有効/無効)−アカウント別設定(※1)
●IMAP4認証設定(有効/無効)−アカウント別設定(※1)
●アカウント情報のインポート・エクスポート
●エイリアス機能
●メーリングリスト機能
●IPv4/IPv6対応
●ログ取得機能と参照閲覧・削除機能
●管理面のセキュリティ
●Web管理(システム管理)
●Web管理(メールサーバ管理)
●Web管理(Secure Handler 承認管理)(※2)
●コマンド操作機能(コンソール機能)
●milter インターフェース機能
●怪しい不審メール全般、標的型攻撃メール、スパムメール等への総合防御対策(※2)
●アンチウイルス機能 (※3)
●簡易アーカイブ機能(全メール複写機能 及び ジャーナル機能)
(※1)E-Post Mail Server V シリーズの場合です。
(※2)Secure Handler 機能が搭載された Enterprise版 に実装されます。
(※3)Enterprise版 に実装されます。

[8] 「上長承認(BossCheck)」機能を標準搭載

E-Post Vシリーズには、E-Postシリーズでオプションとして用意されていた「上長承認(BossCheck)」機能が最初から標準搭載されています。「上長承認(BossCheck)」機能とは、承認が必要とされたユーザーがメールを送信すると、設定された上長に承認依頼メールが届き、上長はメールの中だけで、その中身を確認し、承認または却下を実行できるものです。上長承認依頼の設定は各ユーザーアカウントの「送信先の制限」で設定を行います。 (※4,5)
(※4)上長側が承認・却下するメールソフトは、RFCで規定されているmailtoリンクが使用可能である必要があります。mailtoリンクが正常に働かないWebメールソフトでは対応が困難なことがあります。
(※5)Enterprise版では、Secure Handler機能が搭載されていますが、Secure Handler機能とBossCheck機能を同時に使用することはできません。

[9] 総当たり攻撃やDDoS攻撃へのセキュリティ対策強化−「接続ロックアウト」機能

セキュアメールアプライアンス製品 E-Post Mail Server Vシリーズで実装されていた「接続ロックアウト」機能について、総当たり攻撃を防ぐSMTP/POP3/IMAP4の各サービスの認証接続ロックアウト機能だけでなく、DDoS攻撃のような連続無差別攻撃へのセキュリティ対策をさらに強化、2019年2月のアップデートで新たにIPロックアウト機能を追加しました。

従来版に実装されていた認証接続ロックアウト機能とは、SMTP 認証・POP3 認証・IMAP4 認証各サービスの認証接続時において、総当たり攻撃の接続を受けたときにロックアウトし、その攻撃をブロック(遮断)する機能です。設定されたロックアウト期間の間、SMTP/POP3/IMAP4の各サービスはそれぞれ、該当IPアドレスからの接続を拒絶し強制切断します。一方で接続を永続的に許可するホワイトリストも設定ができます。

これに強化される形でSMTP/POP3/IMAP4の各サービスに新たに追加されたIPロックアウト機能は、指定時間内でのIPアドレスごとの同時接続制限機能とも呼べるもので、認証接続にまで達することはないがDDoS攻撃のような連続無差別攻撃の防御に威力を発揮することができるようになります。

IPロックアウト機能では一定の時間(サンプリング間隔)の間に設定回数以上の連続した接続に対し、設定されたロックアウト時間の間、接続を拒絶します。このIPロックアウト機能により、特定のIPアドレスから繰り返されるDDoS攻撃のような連続無差別攻撃に対しても、接続そのものを自動的に遮断できるため、サーバーの負荷を高めずにセキュリティ対策を強化できます。

このIPロックアウト機能は、2019年2月に実装された新機能です。E-Post Mail Server Vシリーズを新規ご購入の場合は、順次新機能を含んだパッケージとして出荷開始されています。

[10] 添付ファイル分離配送&ファイル受信通知機能〔メールストレージ機能〕

E-Post Mail Server V シリーズにPPAP方式の代替として「添付ファイル分離配送&ファイル受信通知機能〔メールストレージ機能〕」を新しく搭載しました。E-Post V シリーズに搭載される添付ファイル分離配送&ファイル受信通知機能〔メールストレージ機能〕は、添付ファイルのあるメール送信の場合だけでなく、添付ファイルのあるメールを受信する場合の両方に対応できます。

添付ファイルのあるメールを送信したり受信すると、自動的に添付ファイルを分離しサーバ内に格納〔メールストレージ機能〕、ファイル受信通知機能によりメール内に含み本文と共に届けられます。メール受信者は通知されたURLからWebを通じてファイルをダウンロードできます。

一定の時間経過した分離添付ファイルは、自動削除可能な設定を準備しています。後述するCGIツールの getattach ではダウンロード有効期限の設定ができ、その後OSのcrontab命令により自動削除する流れです。一方、誤った添付ファイル付きメールを送った場合、受信者がダウンロード前であれば分離添付ファイルを取り消しが可能です。

添付ファイル付きメールを送る際、パスワードはメール本文に書いていても、一緒に送った添付ファイルは分離されて、メール受信者に通知されるURLからWebブラウザを通じた取得が可能になり、独立した別系統が守られることでPPAP方式の代替方法となります。

ファイル受信通知機能のWeb画面その1

ファイル受信通知機能のWeb画面その1

Webサーバが必要にはなるものの、自社で管理できるローカルエリア内に大事なファイルがある絶対的な安心感は何物にも代えられません。
E-Post Mail Server V シリーズを使って、「添付ファイル分離配送&ファイル受信通知機能〔メールストレージ機能〕」を設定・構築する方法については、下記のガイドを参照してください。
※ガイドはWindows用のものですので、getattach.exe は拡張子なしの getattach と読み替え、インストーラは inst.bat でなく inst.sh と読み替えてください。
『E-Post Mail Server・SMTP Server を使った添付ファイル分離配送
&ファイル受信通知機能SMTPゲートウェイ構築運用ガイド』(PDF)



    ▲内部から外部への送信時−クリックすると拡大表示します


    ▲外部から内部への受信時−クリックすると拡大表示します
また同機能はApacheのWebサーバ環境を利用します。E-Post Vシリーズではすべて設定済みです。
さらにE-Post V シリーズ製品の既存ユーザー様の場合は次年度更新用CDで提供する2021年4月以降の最新差分アップデートを適用し新版へアップデートすることと、次年度更新用CDで用意しているCGIツールの getattach をWebサーバに組み込むことが必要です。このCGIツール getattach は「添付ファイルの分離・取得とファイル受信通知」の役割を担い、メールデータから添付ファイルの分離・取得、Webサーバからのファイルダウンロード通知、ダウンロードできる期間の指定などを可能にします。正規サポート範囲内で無償でご利用可能です。
E-Post V シリーズ製品の新規ご購入の場合は、2021年4月9日以降の出荷分から最新差分を適用した版を順次出荷いたします。

※PPAP方式とは、パスワード付きファイルを添付ファイルでメール送信し、その後のメールでパスワードを送る方法の通称です。日本政府の内閣府と内閣官房でこのPPAP方式を2020年11月に廃止すると発表したことがきっかけで、官民問わずPPAP方式の代替方法が模索されるようになりました。PPAP問題と呼ばれることがあります。
※「ファイル受信通知機能」の役割を担うCGIツールの getattach は新規購入のインストーラDVD、および次年度更新用CDに付属します。

[11] Enterprise版は、アンチウイルス機能に加え、不審メール防御・標的型攻撃防御・スパムメール排除に強い威力を発揮するSecure Handler(セキュアハンドラ)機能を搭載

E-Post Mail Server V Enterprise には、メールをスキャンするいわゆるアンチウイルス機能に加え、怪しい不審メール防御・標的型攻撃防御・スパムメール排除に強い威力を発揮する Secure Handler(セキュアハンドラ)機能が搭載されています。

あやしいものを止める Secure Handler(セキュアハンドラ)機能

Secure Handler(セキュアハンドラ)機能は、Windows版でもリリースされている E-Post Secure Handler の BSD版で、Enterprise版には最初から搭載されています。

Secure Handler 機能は、総合的な視点から自動判定を行い、新種・亜種・不明のウイルス・マルウェアの可能性があるあやしい添付メールを止め、ゼロディ攻撃や標的型攻撃から守ります。また、未知の詐欺メールやフィッシングメールなどを含めた総じてあやしいスパムメールのほぼすべてを止めます。

Secure Handler 機能は、外部から届けられるインバウンドメールについて、ブラックリストにより拒否、ホワイトリストにより許可する一方、それ以外の不審なメールや不明なメールをすべて一時保留します。一時保留メールは、許可か拒否のいずれかの自動判断がアプリにより処理されます。同時に管理者は必要に応じて保留中メールをブラウザやメーラーで確認することができ、安全なメールとして受信を許可するか拒否するかの判断を行えます。


Secure Handler による23個チェック項目アドバイス
Secure Handlerによるチェック項目アドバイス


[12] Mail Server VシリーズにはWebメールソフトウェアRainLoopをバンドル済み、1台ですべてのメールサービス提供が可能に

セキュアメールアプライアンス製品 E-Post Mail Server V シリーズには、メールサーバ E-Post Mail Server 本体に加え、Webメールソフト RainLoop Community Edition をバンドル済みです。RainLoop は無償利用可能でありながら、日本語完全対応のSMTP/IMAP4対応Webメールソフトです。これ1台ですべてのメールサービス提供が可能になります。

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仕様
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E-Post Mail Server V シリーズ 機能一覧表
製品名  E-Post Mail Server V Standard (*0)  E-Post Mail Server V Enterprise (*0)
配送性能
(運用環境により変動)
〜30万通/時間 (*1) 〜数万通/時間 (*2)
管理ドメイン数 最大512ドメイン
対応プロトコル  SMTP/POP3/IMAP4 (*3)
暗号化通信
(SSL[TLS]/STARTTLS)
SMTP over SSL(TLS)、POP3 over SSL(TLS)、IMAP4 over SSL(TLS) (*4)
STARTTLS (SMTP)、STARTTLS (POP3)、STARTTLS (IMAP4)
SMTP認証
(SMTP AUTH)
   ○ (*5)
(PLAIN、LOGIN、CRAM-MD5)
SMTP認証
送信者の信頼度設定

(3段階:SMTP認証ID・SMTP認証ID=エンベロープ
・SMTP認証ID=エンベロープ=ヘッダFROM)










SMTP認証接続
ロックアウト機能

(設定回数以上SMTP認証失敗した同一IPアドレス
に対する指定時間の接続ロックアウト
/指定IPアドレスに対する永続的な接続ロックアウト
/指定IPアドレスに対する接続許可)
IPロックアウト機能
(設定回数以上SMTPで連続接続してくる同一IPアドレス
に対する指定時間の接続ロックアウト
/指定IPアドレスに対する永続的な接続ロックアウト
/指定IPアドレスに対する接続許可)
SMTPゲートウェイ機能
・フォワード機能
ゲートウェイテーブル
【gateway.dat】

(フォワード先固定/対象ドメインごとの振り分け
/対象メールアドレスごとの振り分け)
(SMTP[基本・先進]認証付きで外部SMTPへの送信リレー設定も可)
中継の制限機能
【effect.dat】
(SMTP受信送信
の制限)

(IPアドレスや接続ドメイン名、メールアドレスでの許可・接続拒否、
中継の許可・禁止など)
ORDB参照機能
【ordb.dat】
(DNSBL方式)
SMTP配送の
詳細設定

(全体共通設定 永続的拒絶時のリトライ/
一時拒絶時のリトライ/サーバ無応答時のリトライなど)
SMTP配送の利用時間
設定【usetime.dat】
   ○ (*6)
(全体共通設定)
SMTP配送・SMTP受信時
の添付ファイル分離
およびファイル受信通知
(*7)
(メールデータEMLファイルの取得とファイル受信通知〔メールストレージ機能〕
/CGIツール (*8) を使った添付ファイルの分離・取得とファイル受信通知
〔メールストレージ機能〕)
SMTP受信
メールサイズ制限
・同報数制限

(全体共通設定)
メールボックス
保管サイズ制限

(全体共通設定)
メールフィルタ設定
【mail.dat】

(全体共通設定 タイトル/本文/ヘッダ/URIBL [SURBL] サイト参照/
拒否/タグ付け通過/指定アカウントへの転送など)
SURBL/URIBL方式
による参照機能

(上記メールフィルタ機能に用意)
POP3認証方式

USER/PASS(平文), APOP , AUTH
(PLAIN/LOGIN/CRAM-MD5)(*9)










POP3認証接続
ロックアウト機能

(設定回数以上POP3認証失敗した同一IPアドレスに対する指定時間の接続ロックアウト/指定IPアドレスに対する永続的な接続ロックアウト/指定IPアドレスに対する接続許可)
IPロックアウト機能
(設定回数以上POP3で連続接続してくる同一IPアドレスに対する指定時間の接続ロックアウト/指定IPアドレスに対する永続的な接続ロックアウト/指定IPアドレスに対する接続許可)
IMAP4認証方式

LOGIN(平文), AUTHENTICATE
(PLAIN/LOGIN/CRAM-MD5)(*10)










IMAP4認証接続
ロックアウト機能

(設定回数以上IMAP4認証失敗した同一IPアドレスに対する指定時間の接続ロックアウト/指定IPアドレスに対する永続的な接続ロックアウト
/指定IPアドレスに対する接続許可)
IPロックアウト機能
(設定回数以上IMAP4で連続接続してくる同一IPアドレスに対する指定時間の接続ロックアウト/指定IPアドレスに対する永続的な接続ロックアウト
/指定IPアドレスに対する接続許可)
E-Post方式
ユーザー管理
ActiveDirectory
ユーザー管理との
連携 (LDAP)
   ○ (*11)
OSアカウントとの
連携管理
   ○ (*12)
アカウント別設定 自動転送設定     ○ (*13)
(自動転送時の送信元指定など)
自動応答設定     ○ (*13)
追加処理プログラム     ○ (*14)
メールボックス
保管サイズ制限
個別メール
フィルタ設定
【mail.dat】
利用時間設定
送信先制限設定
【sender.dat】

(指定アドレス・ドメインの送信許可/送信禁止)
SMTP受信制限
設定
【effect.dat】
   ○ (*15)
(指定アドレス・ドメインの受信許可/受信禁止)
SMTP認証設定
(認証あり・認証なし)
POP3認証設定
(有効・無効)
IMAP4認証設定
(有効・無効)
アカウント情報
のインポート・
エクスポー ト
    ○ (*16)
エイリアス     ○ (*17)
メーリングリスト機能
(連番、表題、Reply-To:ヘッダ、投稿パスワード、
添付ファイル削除、投稿内容保管など)
上長による承認/却下機能     ○ (*18)
(承認依頼メールによる
上長の承認/却下の実行)
対応IPバージョン   IPv4/IPv6
ログ取得機能 接続マシン/SMTP受信/SMTP送信/SMTP送信ローカル/
SMTP配送失敗/SMTP配送詳細/SMTP受信詳細/
POP3受信/IMAP4受信/POP3受信詳細/IMAP4受信詳細
(*19)
管理面の
セキュリティ

(システム環境パスワード/ドメイン管理パスワード/メールボックスフォルダ
のデータ暗号化/アカウント情報エクスポート時のパスワード暗号化)
Web管理機能
(システム管理)
    ○ (*20)
(システムログインパスワード/DNSサーバ/デフォルトゲートウェイ/
システム停止・再起動/設定情報バックアップ・リストア)
Web管理機能
(メールサーバ管理)
    ○ (*20)
(3階層:システム管理者・ドメイン管理者・個別ユーザー)
Web管理機能
(Secure Handler
承認管理)

    ○ (*20)

(保留メール閲覧による許可・拒否
判定操作/強制拒否(ブラックリスト)
/強制許可(ホワイトリスト)
コマンド操作機能
(コンソール機能)

(システム環境/ドメイン管理/アカウント管理/
エイリアス設定/メーリングリスト設定など)
milter インター
フェース機能
    ○ (*21)
アンチウイルス機能
[ファストスキャン
Anti-Virusエンジン]

    ○ (*22)

ウイルスメール隔離/
ウイルス発見時のメール通知/
ウイルス検出ログ/
パターン更新記録ログ
Secure Handler機能
による総合的なメール
セキュリティ対策
(詳細は別表を参照)

    ○ (*23)

怪しい不審メール防御、
標的型攻撃メール防御、
スパムメール排除等
迷惑メール対策
(まとめ)
・ORDB参照機能(DNSBL方式)
・メールフィルタによる
SURBL/URIBL参照機能
・Secure Handlerによる
スパムサイトDBマッチング判定

・ORDB参照機能(DNSBL方式)
・メールフィルタによる
SURBL/URIBL参照機能
送信ドメイン認証対応 SMTP受領時での DMARC/DKIM/SPF対応機能
(オプションツール EPSTDMARC/EPSTDKIM/GETSPF 等を付属) (*24)
ログ解析・集計
レポート機能
ログ解析・集計レポート機能
(オプションツール FreeBSD版 E-Post Loganalyzer を付属) (*25)
メールボックス使用状況
レポート機能
メールボックス使用状況レポート機能
(オプションツール FreeBSD版 E-Post Loganalyzer を付属) (*25)
ユーザーへのメールボックス
使用量警告メール機能
ユーザーへのメールボックス使用量警告メール機能
(オプションツール FreeBSD版 E-Post Loganalyzer を付属) (*25)
簡易アーカイブ
(メールバックアップ)
全メール複写機能 及び ジャーナル機能
(*0) FreeBSD版 E-Post Vシリーズはすべて64ビット版です。E-Postとは別に、IMAP4対応Webメールシステムとして RainLoop Community Edition がバンドルされ、インストール及び基本設定済みです。
(*1) ネットワーク負荷のない理想的な環境でのメールサイズ2〜3KB程度による試験結果です。なお、アンチウイルス機能を持つ Enterprise版での配送能力は、アンチウイルス機能を搭載しない Standard 構成に比べて、約1/3〜1/10程度に下がります。メールフィルタの設定を多数登録しているときも、設定量だけ負荷がかかり、配送能力はその分低下します。
(*2) ネットワーク負荷のない理想的な環境でのメールサイズ2〜3KB程度による試験結果です。メールフィルタの設定を多数登録しているとき、設定量だけ負荷がかかり、配送能力は低下します。
(*3) POP3プロトコル使用時は、1サーバ10000ユーザークラスの大規模利用でも、サーバの能力さえあれば理論的に問題は少なく使用実績もあります。一方、IMAP4プロトコル使用時は最大でも1サーバ500ユーザークラスまでとしており、アプライアンス製品では250user版を用意しています。
(*4) SSL/TLS通信を検証するだけなら自己認証局でも十分ですが、本格運用にあたっては正規の認証局(CA)による証明書の発行と取得が必要です。最新版では、SSLは廃止され、TLS1.0〜TLS1.3に対応します。
(*5) 認証ファイルによりユーザーごとのSMTP認証有無設定が可能です。
(*6) 利用するには全体共通設定の設定ファイル usertime.dat をコンソールから直接記述設定する作業が必要です。
(*7) 同機能は付属オプションCGIツール getattach の導入・設定作業が必要です。ApacheのWebサーバ環境を利用します。
(*8) CGIツールの getattach は新規ご購入時にはバイナリインストール済みですが導入・設定作業は未設定です。
(*9) APOP認証とSMTP認証で使われる認証ファイルは共用です。AUTHはSASL(Simple Authentication and Security Layer)と呼ばれる認証方式で、E-Postでは便宜上POP-AUTHと呼んでいます。これは2018年7月以降のモジュールでの実装機能であり、利用するにはメールクライアント側の対応が必要です。
(*10) IMAP4サービスの認証方式は PLAIN/LOGIN/CRAM-MD5 対応となります。
(*11) Active Directory連携はLDAPによる管理方式です。POP3認証時またはIMAP4認証時のユーザー名・パスワード部分が連携されます。SMTPではユーザー情報のみが連携されます。SMTP認証パスワードは連携しません。
(*12) SMTPではユーザー情報のみが連携されます。SMTP認証パスワードは連携しません。
(*13) 自動転送機能と自動応答機能とは排他でいずれかの設定が可能です。両方とも有効にする設定はできません。また自動応答機能でWeb管理画面から編集できる自動応答文については強制的にJIS(iso-2022-jp)に変換して登録されます。
(*14) 追加処理プログラムで指定できるのは標準コンソールで動作するプログラムやスクリプトのみです。
(*15) アカウント単位の設定ファイルeffect.datは[送信先制限(sender.dat)]の入力項目を[送信先制限(effect.dat)]と入力すると effect.dat の編集が行えます。
(*16) タブ区切り形式テキスト(TSV)により可能です。エクスポート時にはレコードの行末はLFとなります。インポート時のレコードの行末はLFおよびCRLFが有効です。
(*17) エイリアスは実アカウントとの関連づけが原則です。エイリアスどうしの関連づけは対応しません。なお、作成エイリアスは必要ライセンス数としてカウントされます。
(*18) 上長側が承認・却下するメールソフトは、RFCで規定されている mailtoリンクが使用可能である必要があります。mailtoリンクが正常に働かないWebメールソフトでは対応が困難なことがあります。Enterprise版では Secure Handler 機能実装のため、実質的に上長承認(BossCheck)機能は利用できません。Secure Handler 機能と上長承認(BossCheck)機能を同時に使用することはできません。
(*19) 記録ログの行末はLFで改行されます。Windowsマシンにダウンロードして開くときにはLFコードを改行として認識できるエディタで開いてください。
(*20) Web管理機能は、ApacheのWebサーバ環境を利用しています。E-Post Vシリーズではすべて設定済みです。
(*21) E-Post V シリーズに搭載されている milterインターフェースでは次のソフトウエア clamav-milter / spamass-milter / milter-greylist が動作確認されており、補足マニュアルに設定手順を掲載しています。
●clamav-milter(Clam AntiVirus 〔クラムアンチウイルス、略称Clam AV〕。SMTPサーバ と clamd のソケット通信を行うプログラム)●spamass-milter(SpamAssassin〔スパムアサシン〕はスパムフィルタリングのプログラム)●milter-greylist(受領メールがスパム等の怪しいメールと判断した場合、一時受領拒否し再送されたメールを受領するプログラム)
(*22) アンチウイルス機能はインターネット接続環境が前提です。アンチウイルス機能はSMTP受信するメールに対してのみ働きます。マシン全体のウイルス検査 SpamAssassin(スパムアサシン)はできません。Anti-Virusエンジンのファストスキャンは、株式会社ケイ・テックの製品ならびに商標です。
(*23) Secure Handler 機能はインターネット接続環境が前提です。Secure Handler 機能は Enterprise 版に実装されています。くわしい機能は下の表を参照してください。
(*24) SMTP受領時でのDMARC対応ツールは2024年2月公開の送信ドメイン認証(DMARC/DKIM/SPF)アドオン EPSTDMARC v1.06です。EPSTDMARCを設定することでDMARC/DKIM/SPFのすべてを含む対応が可能になります。その他従来からの付属ツールとして、DKIM対応の送信ドメイン認証(DKIM)アドオンのEPSTDKIMおよびOpenDKIM、SPF対応の送信ドメイン認証(SPF)アドオン GETSPFがあります。OpenDKIMを設定するには、MILTER機能を有効にする必要があります。EPSTDMARC/EPSTDKIM/GETSPFの各ツールは、新規ご購入時にはバイナリインストール済みですが導入・設定作業はすべて未設定です。
(*25) FreeBSD版 E-Post Loganalyzer はコンソールからコマンド操作やスクリプトで動作するツールです。定期実行には crontab コマンドを利用します。Loganalyzerは新規ご購入時にはインストール済みです。

E-Post Secure Handler 機能一覧表 (*26)
メール保留条件
(ハンドリングルール)

●エンベロープの受信先(ドメイン・アカウント)
●エンベロープの送信元(ドメイン・アカウント)
●メールヘッダの受信先(ドメイン・アカウント)
●題名でのキーワード
●リンク情報(本文掲載のURL)
 ※いずれも複数指定(ワイルドカード指定)可

判定方法
●保留メール通知からのメールによる許可・拒否判定操作
●ブラウザから保留メール閲覧による許可・拒否判定操作 (*27)
●アプリによる許可・拒否自動判定 (*28) (*29)

強制拒否(ブラックリスト)
●送信元エンベロープの登録・削除・閲覧(システム・ブラウザ)
●題名の登録・削除・閲覧(システム・ブラウザ)
●リンク情報(本文掲載のURL)の登録・削除・閲覧(システム・ブラウザ)(*30)
 ※いずれも複数指定(ワイルドカード指定)可

強制許可候補確認
●アプリにより許可判定された送信元エンベロープ・題名を直接リスト登録せず目視による操作で最終判定

強制許可(ホワイトリスト)
●送信元エンベロープの登録・削除・閲覧(システム・ブラウザ)
●題名の登録・削除・閲覧(システム・ブラウザ)
●リンク情報(本文掲載のURL)の登録・削除・閲覧(システム・ブラウザ)
 ※いずれも複数指定(ワイルドカード指定)可

メンテナンス
●判定待ちリストの取得機能(承認者)
●履歴の取得・履歴の削除(管理者のみ)
●許可・拒否の結果履歴ログ(システム)

拒否メール判定回復機能
●判定ミス等で一旦拒否されたメールを許可メールとして回復(ブラウザ)

(*26) E-Post Secure Handler 機能が実装されるのは、E-Post Mail Server Enterprise V シリーズのみです 。
(*27) Web管理の画面には Secure Handler機能を管理するための「メール承認管理」タブが用意されます。ブラウザによる保留メール閲覧による許可・拒否判定を行います。23個のチェック項目によって不審メールと判断されるアドバイス情報が表示されます。不審な添付ファイルがある場合、VirusTotal(ウイルストータル)サイトでのウイルス・マルウェア検査を行うよう促します。
(*28) 定期的に自動判定を行うように、自動実行コマンドを呼び出すスクリプトが用意されており、OS内のcronコマンドにて定期的に実行されます。許可・拒否の自動判定を行うためには、次年度更新継続が前提です。
(*29) 自動判定実行時には、弊社独自に用意したスパムリンクデータベースが運用マシン上にダウンロードされます。利用には100MB程度の空き領域が別途必要です。スパムリンクデータベースのダウンロードは次年度更新継続が前提です。
(*30) 自動判定実行時にダウンロードされたスパムリンクデータベースは、拒否リンク一覧テーブル(リンク情報のブラックリスト)に自動的に反映され、スパムメールや危険なメールを拒否する判定目的に利用されます。

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システム構成例

■メールサーバアプライアンス E-Post Mail Server V Standard
  (スタンダード構成)  

型   番 EP-BEPMSV-S250-PMR






マシン構成 RAID1構成
搭載CPU インテルXeon Eシリーズ
搭載メモリ 16GB
ハードディスク SATA 2TB×2 (*1)






組み込みOS FreeBSD 14.2
メールサーバ E-Post Mail Server V Standard 250user (*2)
Webメール RainLoop Community Edition バンドル
(*1) IMAP使用時1人当たりのメールBOX平均6GBを想定しています。
(*2) userライセンス数は、アカウント数+エイリアス数+メーリングリスト設定数の合計がuser数以下におさまるよう計画してください。250userを超えるケースについては、営業担当までご相談ください。また初年度利用開始時にはライセンスキー登録が必要ですがアプライアンス製品は出荷時に登録済みです。

■メールサーバアプライアンス E-Post Mail Server V Enterprise
(アンチウイルス機能+Secure Handlerメールセキュリティ総合対策)

型   番 EP-BEPMSV-E250-PMR





マシン構成 RAID1構成
搭載CPU インテルXeon Eシリーズ
搭載メモリ 16GB
ハードディスク SATA 2TB×2 (*3)





組み込みOS FreeBSD 14.2
メールサーバ E-Post Mail Server V Enterprise 250user (*4)
Webメール RainLoop Community Edition バンドル
(*3) IMAP使用時1人当たりのメールBOX平均6GBを想定しています。
(*4) userライセンス数は、アカウント数+エイリアス数+メーリングリスト設定数の合計がuser数以下におさまるよう計画してください。250userを超えるケースについては、営業担当までご相談ください。また初年度利用開始時にはライセンスキー登録が必要ですがアプライアンス製品は出荷時に登録済みです。Enterprise版は毎年の次年度更新の時期にWeb管理画面からライセンスキーを入力する必要があります。ライセンス登録時には必ずしもインターネット接続環境にしておく必要はありません。


Top 製品概要 特長 仕様 システム構成例 製品型番・価格

製品名と価格
■E-Post Mail Server V シリーズ 製品ラインナップ
製品分類・用途 H/S区分 Userライセンス 型    番 価格

 E-Post Mail Server V
 Standard

 メールサーバ用
 〔SMTP/POP3/IMAP4〕

アプライアンス 250user EP-BEPMSV-S250-PMR (*5)

 E-Post Mail Server V
 Enterprise

 メールサーバ用
 〔SMTP/POP3/IMAP4〕

アプライアンス 250user EP-BEPMSV-E250-PMR (*5)

(*5) 価格については下記メールアドレスの営業担当までお問い合わせください。
※文中、記載されている社名、商品名は、各社の登録商標または商標です。
※本製品についてのお問い合わせは までお願いします。

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E-Post Mail Server
E-Post SMTP Server
E-Post Secure Handler
E-Post BossCheck Server
購入前の基本機能に関するFAQ
カタログダウンロード
E-Post Mail Server(x64)パンフレット
E-Post SMTP Server(x64)パンフレット
E-Post Secure Handler(x64)パンフレット
E-Post BossCheck Server(x64)パンフレット
E-Post LGWAN Option(x64)パンフレット
E-Post Mail Server V パンフレット
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