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導入後の製品FAQセレクション
 

「導入後の製品FAQ」セレクション

ここではふだん「サポート2」に収録されている「導入後の製品FAQ」の記事の中から、毎週火曜日に週替わりで3つの記事をランダムにセレクトしてご紹介いたします。E-Postシリーズ製品の機能に対する定番的な質問やより習熟するための使い方だけでなく、製品を取り巻く解決ノウハウの豊富さなどを感じ取っていただければ幸いです。
2025年1月第4火曜日分


アカウントマネージャのフルネーム(full name)項目の用途について


ユーザー管理方式がE-Post独自方式(Soft Accout)を選択している環境下では、E-Post Account Managerにおける「フルネーム」項目とは、SMTPプロトコルでのVRFYコマンドの応答に含まれる“名称”情報としてだけ使用されるもので、全角文字の使用は不可、アスキーコード(半角英数文字)のみ有効です。
実はセキュリティ上、ほとんどのサーバがVRFY,EXPNコマンドの応答を禁止しているのが普通で、E-PostシリーズでもE-Post Mail Controlの「サービス制御」タブにある「VRFY,EXPNコマンドに応答」既定値オフの状態では、VRFYコマンドに応答しません。つまり「フルネーム」は基本使用ではSMTPプロトコルでは利用されない項目であり、条件を守ればメモ的に使っていただいてもかまわない項目です。(くわしくは関連記事参照)。
ちなみにWeb管理ツールでは「ユーザー氏名」という項目名になっています。
一方、ユーザーアカウントのActive Directory連携設定をしているときは、Active Directoryとの連動項目となるので注意が必要です。Account Managerにおける「フルネーム」項目は、Active Directoryユーザーとコンピュータの「表示名」と連動される項目です。ただし、このことは、ユーザー管理方式がE-Post独自方式(Soft Accout)を選んでいるときには関係がありません。(くわしくは関連記事参照)

(関連FAQ)
●アカウントマネージャのフルネーム(full name)項目は全角文字で運用してよいですか?
●Web管理ツールのユーザー管理画面にある[ユーザ氏名]項目を全角文字で運用できますか?
●「VRFY,EXPNコマンドに応答」チェックボックスはオフのままでよいですか?
●Active Directory連携時の連動項目は?



E-Post Mail Server Standard (x64) シリーズから E-Post Mail Server Enterprise II (x64) シリーズへアップグレード移行する場合


E-Post Mail Server Standard (x64) シリーズから E-Post Mail Server Enterprise II (x64) シリーズへアップグレードで移行する場合は、E-Postの各サービス停止後、E-Post Mail Server Standard (x64) のアンインストールを先に必ず行ってください。
  1. E-Post Mail Server Standard (x64) の E-Post Mail Control画面「バージョン情報」タブよりE-Postの各サービスを停止させ、製品のアンインストールを先に行います。
  2. 引き続いてマシン再起動をしない状態のまま、E-Post Mail Server Enterprise II (x64) のインストールを開始します。
  3. インストール完了後に、E-Post Mail Server(赤いポストマーク)アイコンを起動します。設定ウイザードが起動しますが、キャンセルボタンをクリックして終了させます。
  4. 既存の設定が引き継がれた状態で、E-Post Mail Serverの各サービスのインストールの確認ダイアログが表示されるので「OK」をクリックして設定します。
  5. E-Post Mail Control画面が表示されるので、設定が正しく引き継がれたか確認します。
  6. 設定が正しければ、「サービス制御」タブ画面より各サービスを開始します。
  7. 各種動作に問題がなければライセンスキーを登録してください。ライセンスキーはE-Post Mail Control画面「バージョン情報」タブ画面より行えます。



メールサーバ異常状態の発生時にフォルダのようすを目視で確認し判断する


メールサーバが異常に遅くなったとか、送受信できなくなったとか、いわゆる異常状態が発生した場合には、以下のフォルダのようすを目視で確認してください。異常な状態が発生した場合、このフォルダを目視で確認したときに、たとえば膨大な数のファイルやフォルダが存在する状態があるかないかなど、何が起きているかをその場で状況を把握できることがあります。[メール作業用フォルダ] のデフォルトは C:\mail です。
・[メール作業用フォルダ]\temp\
・[メール作業用フォルダ]\incoming\
・[メール作業用フォルダ]\holding\
・[メール作業用フォルダ]\domains\

(各フォルダの説明)
temp・・・SMTP受信サービスが受信したデータの一時作業フォルダ
  (受領や受信動作をしていないときは基本は空)
incoming・・・SMTP受信サービスがメールキューを一時保存するフォルダ
  (配送動作に入るときやML配送作業中には一時的に残存するが配送動作がすべて完了しているときは基本は空)
holding/domains・・・SMTP配送で配送リトライを行うときのメールデータの一時保存フォルダおよびメールアドレスの一時保存フォルダ
  (リトライ動作途中では残っていることもある。リトライ動作が完了すれば空)
特に、incoming フォルダならびに holding/domains 両フォルダに膨大な数のファイルやフォルダが確認された場合は、アカウントの不正利用または登録アカウント詐称による不正中継の被害に遭っている可能性があります。
これについてサポート2に掲載および次年度更新用CDに収録している『メールサーバシステム運用ガイド』の44〜47ページには、メールアカウントの不正利用やなりすまし被害にあった場合にどのような対応を取るかをまとめています。必ず一度は目を通しておいてください。
■『E-Post Mail Server・SMTP Server メールサーバ システム運用ガイド Rev2.3A』 44〜47ページ参照

(関連FAQ)
●不正中継の踏み台対策



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