E-Post Mail Server Enterprise II シリーズの場合、「Virus Check」タブの「チェック不要なIP」ボタンでメールサーバマシンのIPアドレスを登録してください。内部転送しているものに対してフィルタチェックをパスするようになります。さらにローカルアドレス内にあってチェック不要なマシンがある場合はそうしたIPアドレスも定義してください。
また、2011年7月以前からE-Post Mail Server Enterpriseシリーズを使っている場合、カスペルスキー製旧アンチウイルスエンジンからファストスキャン版の新エンジンにアップグレードされているか確認してください。導入時点で Enterprise II シリーズであったり、Standard シリーズをお使いの場合はこの項目は特に関係ありません。
2.「ORDBによる制限」で設定済みサイトを見直し
「ORDBによる制限」(DNSRBL方式)に設定しているサイトが複数あったり、レスポンスの悪いサイトが指定されているときは、設定を減らし、レスポンスの良いサイトを1つだけに設定してください。
E-Post Mail Control−「中継の制限」タブの「ORDBによる制限」による設定で設定します。
通常は何も問題がなくても、巨大なサイズ、たとえば数百MB、数GBクラスの添付ファイル付きメールを相手側が送ってきたときには、受信完了処理までに相応の時間が当然かかりますから、同じメールを受信してしまう結果になりかねません。
同じことがたびたび起きて心配なときは、「(SMTPメール)受信時のサイズ制限」を設け、一定サイズ以上のメールを拒絶するようにしてください。
E-Post Mail Control−「中継の制限」タブの「メール受信時のサイズ制限」で設定を行います。
9.Active Directory連携しているときの通信状況を確認
Active Directory連携している場合、ADのドメインコントローラとのやりとりで非常に時間がかかっているというようなことは起きていないか確認してください。ADとの通信に時間がかかっていると、ユーザー・パスワード認証に時間がかかり、結果的にメール受領時に時間がかかる原因となります。それが複数のメール受信につながる可能性も出てきます。下記記事を参考にして負荷の軽減策をはかってください。