メールボックスにメールデータを残す運用をしているときの注意点
POP3サービスを利用しているとき、メールボックスにメールデータを大量に残したまま運用をしているユーザー様の事例を少なからず聞きます。
しかしながら、POP3サービスの基本的な運用方法は、「POP受信した後、サーバから削除する」動きが基本であると考えます。
たしかにメーラーの設定により、ある程度の期間のメールデータは、残すことはできるようになっていますが、すべてのユーザーがメールデータを一切削除せず、大量に残したまま運用する形態は、基本的に推奨できません。最悪の場合、ファイルアクセスの過負荷状態になったり、サービスが停止してしまったりすることにつながりかねません。
POP3サービスでの運用をしているとき、たとえば全ユーザーの残存メール数がそれぞれ1000件を超えているような運用方法は、たしかにuser数にもよりますが、POP3プロトコル自体がそのような運用方法を基本的に前提としておらず、弊社製品でも他社製品でも、まず推奨できない状態での運用方法であることをご理解ください。
メールデータを残す運用ポリシーを採用されるのであれば、IMAP4サービスで運用されることを提案いたします。
(関連FAQ)
●POP3メールボックスでメールデータ残存数が多いとパフォーマンス低下による logon overlap エラーが起きるおそれ
●メールボックスに放置されている大量のメールデータを削除するときの注意点