メールボックス保管サイズ制限の80%になったときユーザーに通知する自作スクリプトのヒント

この記事で書いてあるスクリプトを自作しないでも、2018年7月分の差分アップデートプログラムで E-Post Loganalyzer に追加実装された次の新機能を使うことによって、メールボックス使用量警告メールを送信することが可能になりました。詳細は下記記事をご参照ください。
(関連FAQ)
〔新機能〕メールボックス使用状況レポート機能およびユーザーへのメールボックス使用量警告メール機能

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アカウントにメールボックス保管サイズ制限値を設けている場合、該当メールボックスサイズがサイズ制限値に達したときや、サイズ制限の80%になったときに、ユーザーに通知する機能は、E-Postシリーズには特に装備されていません。もし該当するような通知機能を実現されるとしたら、サードパーティ製のサーバ監視ツールを使うとか、自作スクリプトなどによる方法をお考えください。スクリプトを自作する場合の参考情報を記します。

《ヒント1》
自作スクリプトを開発する場合、送信クライアントプログラムが別途必要であれば、E-Post製送信クライアントプログラム"sendmail.exe"(Sendmail 互換 SMTP Client)を下記の公開ダウンロードページよりダウンロードしていただき、お使いいただくことが可能です。ただし、この"sendmail.exe"は単純な送信クライアントプログラムであり、サイズを判定する機能はありません。サイズ判定部分は自作スクリプトで対処する必要があります。また、通信エラー時にリトライする機能はもっていませんのでその点もご了承ください。
使い始めるには、sendmail -config にて設定、"sendmail.ini"を出力させます。(※詳細は添付のreadme-jp.txtを参照)
【sendmail.ini 書式例】
'-----------------------------
family=0
from=
name=
charset=iso-2022-jp
smtpserver=192.168.1.xxx
port=25
esmtp=0
authid=
authpass=
ssl=0
debug=0
'-----------------------------
《ヒント2》
各アカウントにメールボックス保管サイズが設定されている場合、それぞれのメールボックス容量制限値については、該当するアカウントのメールボックスフォルダ内に"size.ctl"というファイルが生成されており、そのファイル内にByte単位で数値が記述されています。つまり、"size.ctl"内に書かれた数値を調べれば、自作スクリプトから設定されたメールボックス容量制限値を知ることができます。
また、メールボックスに保管されているメール容量ですが、メールボックスフォルダ内に拡張子.MSGのメールデータファイルが、どれだけ残っているかを見ることで判断がつくことでしょう。