EPSTDS(SMTP配送サービス)でアプリケーションエラーが発生した
EPSTDS(SMTP配送サービス)でアプリケーションエラーが発生した場合、以下のような運用を行っていないか確認してください。
1.アンチウイルスソフトをサーバにインストールし、「メール作業フォルダ」をウイルススキャンしていないか?
アンチウイルスソフトをサーバにインストールしているとき、「メール作業フォルダ」内のウイルスチェックを定期的に行ったり、リアルタイムスキャンを行っている場合、メール送受信処理との間で「メール作業フォルダ」内ファイルの取り合い、いわゆる“ファイル競合”が発生します。
その結果、メール送受信を行っている最中に、予期せぬアプリケーションエラー(I/Oエラー)が発生してしまい、かなりの確率でEPSTDSサービスが停止してしまいます。
[対策]「メール作業フォルダ」内のリアルタイムスキャンは絶対に行わないで、除外する設定を必ず行って下さい。
2.不用意なタイミングで、サービスやOS(マシン)に対して、再起動をかけていないか?
EPSTDSがアプリケーションエラーは、配送中にサービスを意図的に停止させたり、配送セッションを強制的に停止させられたことによっても、発生することがまれにあります。
配送中にセッションを強制終了させられたとか、配送中にサービスの再起動、OSの再起動などをしたときなども含みます。
[対策]「メール作業フォルダ」内の "incoming" フォルダにメールデータが空であることを念のため確認してから、サービス停止・再起動してください。OSの再起動も同様です。
(関連FAQ)
●メールサーバマシンにアンチウイルスソフトを同居させるときの注意点