方式の違いによるメールボックスフォルダの作成位置について

運用するドメインの管理方法について、「共通ボックス(区別しない)」方式を選択しているか、「接続ドメイン/IPで区別する」方式を選択しているかによって、メールボックスフォルダの位置が変わります。
この方式を使い分ける状況は、マルチドメインを作成するときのポイントと関連してきます。

Mail Control画面の「ドメイン管理」タブ画面を開き、作成済みドメイン名を選択して、「詳細」ボタンで表示されるダイアログ ボックスで、「共通ボックス(区別しない)」方式か、「接続ドメイン/IPで区別する」方式のどちらが選択されているか確認してください。
メールボックスフォルダが(既定値 C:\mail\inbox\%USERNAME%)に設定されているとき、下記のフォルダ位置でメールボックスフォルダが管理されます。

(POP3プロトコルで管理される通常のメールボックスフォルダ=IMAP4と併用するルートのフォルダ) ※SMTP Server (x64) シリーズのメールボックスフォルダの位置もこのケースと同等です。ただしSMTP Server (x64) にはPOP3は実装されていません。
・「共通ボックス(区別しない)」方式の場合
 C:\mail\inbox\[ユーザ名]\
・「接続ドメイン/IPで区別する」方式の場合
 C:\mail\inbox\[ドメイン名]\[ユーザ名]\

(IMAP4プロトコルで管理されるメールボックスフォルダ)
・「共通ボックス(区別しない)」方式の場合
 C:\mail\inbox\[ユーザ名]\INBOX\
・「接続ドメイン/IPで区別する」方式の場合
 C:\mail\inbox\[ドメイン名]\[ユーザ名]\INBOX\

※つまり、IMAP4で管理されるメールボックスフォルダは、POP3に対して、それぞれのケースで1階層深いフォルダが使用されることになります。

詳細は、製品付属の「E-Post Mail Server ユーザーズガイド(PDF)」説明をご覧ください。

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