E-Post Mail Server Standard 20230425差分 掲載日: 2023-05-08


[修正内容]
サービスプログラムのうち EPSTRS が v4.AF へアップ、EPSTDS が v4.77 へアップします。
EPSTPOP3S は v4.48 のまま、EPSTIMAP4S は v4.66 のまま変更ありません。
EPSTMANAGER は v4.33 のまま、EPSTCONTROL は v4.35 のまま変更ありません。
IPWCS については v1.15 のまま変更ありません。
SSL関連のOPENSSL1.1.1系ライブラリ libssl-1_1.dll/libcrypto-1_1.dll は v1.1.1t へアップします。
SSL関連のOPENSSLライブラリDLL、ssleay32.dll/libeay32.dll は v1.0.2q のまま変更ありません。

[EPSTRS]
 v4.A9 2021.03.22
 1.メーリングリストに付加表題がないとき題名を再構築できない不具合の修正。
 2.メーリングリストで投稿内容保存ファイルの拡張子の指定を可能にするオプションを追加した。
  [メール作業フォルダ]\REG\SOFTWARE\EMWAC\IMS\Lists\[メーリングリスト名]\ListSaveExtension.2 (デフォルト=TXT)
 3.メーリングリストで投稿内容保存ファイルに添付削除の有無を無視して原本メールを保存するオプションを追加した。
  [メール作業フォルダ]\REG\SOFTWARE\EMWAC\IMS\Lists\[メーリングリスト名]\ListSaveOrign.1(デフォルト 0:添付削除の有無に依存 1:原本のまま)
 4.メーリングリストで投稿内容保存ファイルのWEBからの参照用URLを設定する項目を追加した。
  [メール作業フォルダ]\REG\SOFTWARE\EMWAC\IMS\Lists\[メーリングリスト名]\ListSaveURL.2 (デフォルト=空白)
 5.メーリングリストで投稿内容保存ファイルのHTML形式のインデックスファイルの作成を禁止するオプション追加した。
  [メール作業フォルダ]\REG\SOFTWARE\EMWAC\IMS\Lists\[メーリングリスト名]\ListSaveHTMLIndex.1 (デフォルト=1:作成する 0:作成しない)
 6.添付分離用のリンクを貼る際、"Content-Transfer-Encoding&qout; の方式によってURLリンクが文字化けしないようにした。
 7.Content-Type:に改行されずにboundaryが含まれると添付隔離に失敗する不具合の修正。
 8.添付隔離アドレスの後に添付削除指定のメーリングリストアドレスが同報されると、MIME構造が正しく出力されない不具合の修正。
 9.複写転送指定に指定以外オプションを追加した。
  書式:[エンベロープのFROM],[0 or 1 or 2 or 3]|[CCアドレス]
  0 or 2:エンベロープのFROM以外(2:エンベロープのFROMもCC) 1 or 3:エンベロープのFROMのとき(デフォルト)(3:エンベロープのFROMもCC)
 v4.AA 2021.04.06
 1.上長承認、またはセキュアハンドラ有効時に添付分離処理が機能するようにした。
 2.メーリングリストアドレスが複数同報されている場合、添付分離後のメッセージを複写するようにした。
 v4.AB 2021.07.14
 1.本文の "charset" に合わせたWindowsコードページでリンク用メッセージ(messageXXXXX.txt)を挿入できるようにした。(XXXXX=Windowsコードページ5桁) 一致するファイル名がない場合は、message.txtを使用。
 2.上長承認フォルダに作成した "$SG" ファイルが残ってしまう不具合の修正。
 3.セキュアハンドラ処理で承認依頼メール用のファイルが作成に失敗することがある不具合の修正。
 4.セキュアハンドラ処理でブラックリスト対象かつ添付分離機能が有効時かつ1メールのサイズ上限が設定されているとメール作業フォルダ内の".TMP"ファイルが削除されないことがある不具合の修正。
 5.1メールのサイズ上限が設定されているとMILTER有効時に接続元のアドレスによって受信メールを破棄するオプションがスキップしてしまう不具合の修正。
 v4.AC 2021.12.13
 1.特定接続元IPアドレスからの複写転送先指定を無効にする設定テーブル追加した。
 ※設定テーブルは、"[プログラムインストールフォルダ]\ccdisableip.dat" に無効にする接続元IPアドレスを記載します。
  -----------------------------------------------------
  書式) [接続元IP]
  -----------------------------------------------------
  記述例)
  -----------------------------------------------------
  127.0.0.1
  10.0.1.* (*でワイルドカード指定も可)
   :
  xxx.xxx.xxx.xxx
  -----------------------------------------------------
 2.中継の制限(effect.dat)テーブルの設定でIPv6接続時に不正な判定が行われないようにした。
 3.中継の制限(effect.dat)テーブル等の設定に対しIPv6アドレスプレフィックスで定義可能にした。
 4.異なる複数のIPv6アドレスが指定されているとサービス起動に失敗しないようにした。
 v4.AD 2021.12.31
 1.添付分離で'Content-Type'ヘッダより先に'Content-Transfer-Encoding'ヘッダがあると'Content-Transfer-Encoding'ヘッダが無視される不具合の修正。
 2.上長承認とセキュアハンドラ有効時のホワイト&ブラックリスト用のアドレス複数個のワイルドカード指定ができるようにした。
 v4.AE 2022.04.28
 1.リッスンしたIPアドレスのFQDNをホスト名として優先するようにした。
  HKEY_LOCAL_MACHINE
  →SOFTWARE
   →EMWAC
    →IMS
     →LISTENADDRPRI (DWORD デフォルト=1) 1:優先する 0:優先しない(ホスト名)
 v4.AF 2023.03.02
 1.Received:ヘッダに接続時のTLSバージョンとCipherの表記を追加できるようにした。
  ヘッダ編集時の変数名は(&SSLINFO または、&TLSINFO)
 2.本文中の最初に記載されているメールアドレスと、FROMヘッダと一致するか否かの判定(EMOTET対策フィルタ)オプション(#COMPARE_FROM_VS_BODY_EMAIL#)を追加した。
  メールフィルタに設定する場合
  '------------------------------------------------------
  Virus:ALERT EMOTET?       ←変更可
  Comp:1              ←変更不可
  Tag:[ALERT EMOTET?]       ←変更可
  From:*              ←変更不可
  Content-Type:*multipart/mixed;* ←変更不可
  Body:
  #COMPARE_FROM_VS_BODY_EMAIL#   ←変更不可
  BodyEnd:
  Level:310            ←変更可
  VirusEnd:
  '------------------------------------------------------
  ※上記指定(Comp:1オプション)を有効にするための設定を行う必要があります。
  [メール作業フォルダ]\REG\SOFTWARE\EMWAC\IMS\MailFilterUp.1 (デフォルト値=0 / フィルタ処理の強化 0:しない 1:する。'*[STRING]*'のようなワイルドカード指定が可能になります。)
 3.RFC5831(821/2821) でエンベロープFROMの書式違反("MAIL FROM: <xxx>" ':'と'<'間にスペースあり)か否かの判定を行うため、Received:ヘッダ編集ファイル(header.dat)に新たに変数名(&ENVEJUGE)を追加した。
  注意:変数名(&ENVEJUGE)は、Received:ヘッダに挿入しないで下さい。
    3.1 別の拡張ヘッダとして(例 X-epost-envelope-spaces:&ENVEJUGE)別行に追加し判定処理はメールフィルタへ設定する必要があります。
      ------------------------------------------------------
      (header.datへの設定例)
      ------------------------------------------------------
      X-epost-envelope-spaces:&ENVEJUGE
      Received: from &HELO (unverified [&ORIGIN-IP]) by &MTA-NAME
        (&SOFT-NAME &SOFT-VER) with ESMTP
        &SSLINFO
        id <&MSG-ID@&MTA-NAME>
        &PER{for <&RECIPIENT>}; &DATETIME
      ------------------------------------------------------
    3.2 設定後の判定処理はメールフィルタで行います
      ------------------------------------------------------
      (メールフィルタへの設定例)
      ------------------------------------------------------
      Virus:ALERT RFC5321
      Level:300
      Unique-Header:X-epost-envelope-spaces:yes
      Tag:[RFC5321 MAIL FROM: <]
      VirusEnd:
      ------------------------------------------------------
 4.メールフィルタのファイルにバイナリコードが含まれていると処理がスキップしてしまう不具合の修正。
 5.RSETコマンドでRSTファイルが削除されない条件によって削除されなかった不具合の修正。
 6.署名鍵入りメールの添付分離を行わないようにするようにした。(署名鍵が分離されるとメーラー側で正常に表示されない不具合の修正)
 
[EPSTDS]
 v4.72 2021.03.21
 1.SMTP認証時のパスワード領域上限数を、63byteから127byteに拡張した。(SendGrid SMTP認証対策)
 2.64byte以上のキーがCRAM-MD5に指定されるとハングする不具合の修正。
 3.メーリングリストの投稿内容保存時、題名が複数行にまたがるとインデックス取得でハングする不具合の修正。
 4.メーリングリストで投稿内容保存ファイルの拡張子の指定を可能にするオプションを追加した。
  [メール作業フォルダ]\REG\SOFTWARE\EMWAC\IMS\Lists\[メーリングリスト名]\ListSaveExtension.2 (デフォルト=TXT)
 5.添付分離時にMLメンバーがない場合のエラーメール生成を抑止するようにした。
 v4.73 2021.07.05
 1.配送処理後の "$CP" が削除されない場合がある不具合の修正。
 v4.74 2021.12.13
 1.gateway.datテーブル等の設定に対しIPv6アドレスプレフィックス指定でも処理を可能にした。
 v4.75 2022.05.08
 1.ゲートウェイ先ごとにSMTP認証ID,PWを規定する場合を有効にするオプションフラグを追加した。
  HKEY_LOCAL_MACHINE
  →SYSTEM
   →CurrentControlSet
    →Services
     →EPSTDS
      →ExpansionGatewayTable (DWORD default 0) 0:無効(デフォルト) 1:有効
 2.ゲートウェイ先ごとにSMTP認証ID,PWを規定可能にした。(gateway.datへの書式追加した)
  [新書式]
 '対象ドメイン,ゲートウェイ先(FQDN or IP)|[0,1,2,3]|([ID]|[PW])or(BASE64([ID]|[PW])or(BASE64(Original encoding([ID]|[PW]))),接続ポート(*)
 '[ID],[PW]ともMAX127byte。
 '[0,1,2]
  0=SMTP-AUTHを実施しない。
  1=SMTP-AUTHを[ID]|[PW]の生データを使って実施する。
  2=SMTP-AUTHを[ID]|[PW]情報をBASE64エンコードされている文字列を使って実施する。
  3=SMTP-AUTHを[ID]|[PW]情報を独自エンコード後にBASE64エンコードされている文字列を使って実施する。
  ※[独自エンコード後にBASE64エンコードの生成方法]
   コマンドプロンプト上で以下を実行。([ID],[PW]はSMTP認証に使用する任意のID,パスワード)
   epstds -encode "[ID]|[PW]"
   例)
   epstds -encode "test1@@sample.test|test1"[enter]
   base64 pack(encode)
   /08zYjJhM2MzYjdlMGYzYzJlMjIzZjIzMmE2MTNiMmEzYzNiMzMzYjJhM2MzYjdl ← この1行のコードをコピーしてgateway.datに貼り付けする。
   注意)上記生成データは生成時刻によって内容が変化します。
 3.設定ドメイン毎のIPに送信元IPを切替える設定有効時に"Reporting-MTA:"ヘッダを変更するようにした。
 v4.76 2022.07.26
 1."MAIL From:","RCPT To:"のコマンド出力を"MAIL FROM:","RCPT TO:"に変更可能なオプションを追加した。
  HKEY_LOCAL_MACHINE
  →SYSTEM
   →CurrentControlSet
    →Services
     →EPSTDS
      →SelectCase (DWORD Default 2)
      SelectCase動詞部分の大小文字の選択: 0:従来 1:小文字 2:大文字(デフォルト)
 2."MAIL From:","RCPT To:"に続くアドレスの前に半角スペースが含まれないようにした。
 v4.77 2023.04.25
 1.メールボックスへメールを保管する際、"X-UIDL: [ファイル名]"のヘッダを挿入するオプションを追加した。
  HKEY_LOCAL_MACHINE
  →SYSTEM
   →CurrentControlSet
    →Services
     →EPSTDS
      →XUIDL (DWORD Default 0)
     "X-UIDL: [ファイル名]"のヘッダを挿入: 0:無効 1:有効(追加する)
 2.SMTPゲートウェイ欄にゲートウェイ先明記ならセッションを分離しない機能を追加した。
  HKEY_LOCAL_MACHINE
  →SYSTEM
   →CurrentControlSet
    →Services
     →EPSTDS
      →IncludeForward (DWORD Default 1)
     ゲートウェイ先明記でのセッション: 1:セッション分離しない 0:セッション分離する
 3.SMTPゲートウェイ欄にゲートウェイ先明記でセッションを分離しない上記設定のとき、内部ドメインも含まれてしまう不具合を修正した。
 
[EPSTPOP3S]
 v4.47 2021.12.13
 1.テーブル等の設定に対しIPv6アドレスプレフィックスで定義可能にした。
 2.異なる複数のIPv6アドレスが指定されているとサービス起動に失敗しないようにした。
 v4.48 2022.03.17
 1.受信可能なパスワード長を変更した。(MAX 64byte)
 
[EPSTIMAP4]
 v4.63 2021.02.24
 1.認証ファイルがない時にAUTHENTICATE LOGIN/PLAIN命令での処理を可能にするオプションを追加した。
  HKEY_LOCAL_MACHINE
   →SYSTEM
    →CurrentControlSet
     →Services
      →EPSTIMAP4S
       →SimpleAuth (DWORD) (Default 0) 0:無効(従来) 1:有効
 v4.64 2021.06.04
 1.multipart/related終了後にMIMEパートが続く場合に異なる区切り情報を出力してしまう不具合の修正。
 2.指定フォルダが実機上のフルパスで230byteを超えているとハングする不具合の修正。(IMAPでのファイル名は21byte固定長。ファイルまでを含めると251byte以上の指定でハングする不具合)
 v4.65 2021.12.13
 1.'{'が含まれたトークンの次通信にトークンが続く場合の判定方法の改善。
 2.テーブル等の設定に対しIPv6アドレスプレフィックスで定義可能にした。
 3.異なる複数のIPv6アドレスが指定されているとサービス起動に失敗しないようにした。
 v4.75 2022.05.08
 1.ゲートウェイ先ごとにSMTP認証ID,PWを規定する場合を有効にするオプションフラグを追加した。
  HKEY_LOCAL_MACHINE
  →SYSTEM
   →CurrentControlSet
    →Services
     →EPSTDS
      →ExpansionGatewayTable (DWORD default 0) 0:無効(デフォルト) 1:有効
 2.ゲートウェイ先ごとにSMTP認証ID,PWを規定可能にした。(gateway.datへの書式追加した)
  [新書式]
 '対象ドメイン,ゲートウェイ先(FQDN or IP)|[0,1,2,3]|([ID]|[PW])or(BASE64([ID]|[PW])or(BASE64(Original encoding([ID]|[PW]))),接続ポート(*)
 '[ID],[PW]ともMAX127byte。
 '[0,1,2]
  0=SMTP-AUTHを実施しない。
  1=SMTP-AUTHを[ID]|[PW]の生データを使って実施する。
  2=SMTP-AUTHを[ID]|[PW]情報をBASE64エンコードされている文字列を使って実施する。
  3=SMTP-AUTHを[ID]|[PW]情報を独自エンコード後にBASE64エンコードされている文字列を使って実施する。
  ※[独自エンコード後にBASE64エンコードの生成方法]
   コマンドプロンプト上で以下を実行。([ID],[PW]はSMTP認証に使用する任意のID,パスワード)
   epstds -encode "[ID]|[PW]"
   例)
   epstds -encode "test1@@sample.test|test1"[enter]
   base64 pack(encode)
   /08zYjJhM2MzYjdlMGYzYzJlMjIzZjIzMmE2MTNiMmEzYzNiMzMzYjJhM2MzYjdl ← この1行のコードをコピーしてgateway.datに貼り付けする。
   注意)上記生成データは生成時刻によって内容が変化します。
 3.設定ドメイン毎のIPに送信元IPを切替える設定有効時に"Reporting-MTA:"ヘッダを変更するようにした。
 v4.66 2022.03.18
 1.受信可能なパスワード長を変更した。(MAX 64byte)
 
[EPSTMANAGER]
 v4.33 2022.03.19
 1.パスワードの最大入力数を変更できるようにした。(MAX 64byte)
  [メール作業フォルダ]\REG\SOFTWARE\EMWAC\IMS\PasswordLength.1 (デフォルト値=14 最大値=64)
 
[EPSTCONTROL]
 v4.34 2021.01.27
 1.EPSTDSのSMTP認証パスワード入力欄の最大入力文字数を14文字から20文字に変更した。
 v4.35 2021.04.07
 1.複写転送アドレスの入力時に入力項目がソートされないようにした。
 
[libssl-1_1.dll]/[libcrypto-1_1.dll]
 v1.1.1t(1.1.1.20)2023-03-11
 Openssl-v1.1.1t (1.1.1.20) に差替えたことによる変更。
 
[ssleay32.dll]/[libeay32.dll]
 v1.0.2q(1.0.2.17)のまま変更なし。
 
[IPWCS](※E-Postクラスタ構成時のみ)
 v1.15 のまま変更なし。