何らかの理由で上位サーバへのSMTP送信遅延が発生し、incomingフォルダに膨大なファイルが蓄積されていることが見つかった場合、配送スレッド数を増やすことでパフォーマンスを改善できるケースがあります。配送スレッド数とは、同時接続できるセッション数のことです。
E-Post Mail Controlの「サービス制御」タブにあるEPSTDS項目の「スレッド数(デフォルト値30)」を多くすれば、同時に接続できるセッションが多くなるため、蓄積メールの配送処理の改善が期待できます。
ただし、スレッド数を増やすと、相手サーバ側の能力により許容されない場合や、セキュリティ的には攻撃とみなされることもあるため、様子をみながら段階的に行っていく必要があります。配送スレッド数をデフォルトの30から、30刻みに増やしていき、60、90、120、180というように、スレッド数を200ぐらいに向けて段階的に増やすことで、配送がはけるようになるのか確認します。