M365のSMTPメールリレー接続設定方法とOAuth2.0での接続設定方法、説明ドキュメントへの案内 new!

M365のSMTPメールリレーの接続設定方法とOAuth2.0での接続設定方法の違い、それぞれの説明ドキュメントへの案内をします。公開ダウンロードコーナーには次の3つの技術資料を用意しています。
『OAuth 2.0(オー・オース)Gateway設定ガイド』(PDF)
『M365 のSMTPリレーによるGateway 設定ガイド』(PDF)
『M365 のOAUTH2認証共有によるGateway 設定ガイド』(PDF)
特に『OAuth 2.0(オー・オース)Gateway設定ガイド』で解説されている OAuth2.0での接続方法と、『M365 のSMTPリレーによるGateway 設定ガイド』で解説されている SMTPリレーでの接続方法とは、別々に想定されているM365への接続方法ですので、混同しないよう注意してください。

1.『OAuth 2.0(オー・オース)Gateway設定ガイド』:OAuth2.0を使う場合、メール設定に加え、E-Post側のメール作業用フォルダ(既定値 C:\mail\)下に指定された[ドメイン別\アカウント名\フォルダ]下に"アクセストークン"と"リフレッシュトークン"の2つの情報をM365側の認可機能をhttps経由で設定しておく必要があります。SMTP先進認証(XOAUTH2)を行うためのユーザー毎のアクセストークン取得用コマンドラインでの実行プログラム setoauth2 は 公開ダウンロードの「共通ツール・ユーティリティ」、またはサポート2の[ツール・ユーティリティ] に用意されています。
※こちらの方法では、設定するE-Postサーバは固定IPアドレスである必要はありません。さらに【gateway.dat】に長めの書式がサポートされていることが必要で、最新差分アップデートプログラム20250620差分が適用済みであることが必要です。

2.『M365 のSMTPリレーによるGateway 設定ガイド』:SMTPリレーによる接続の場合は、SMTP先進認証自体は不要ですので、「サービス制御」タブにあるEPSTDSの「詳細設定」からダイアログボックスを呼び出し、ESMTPで送信をON、SMTP認証方法をNOにして、M365で取得しているドメインのMXレコードを nslookup コマンドなどで参照して【gateway.dat】ファイル内に接続先として設定すれば作業が完了します。
※こちらの方法では、設定するE-Postサーバは固定IPアドレスが必要で、しかもDNS逆引き可能なドメインからの送信である必要があります。[契約サブドメイン名].onmicrosoft.comをお持ちのユーザー様であれば、こちらの設定は認証が必要ではなく設定作業も楽です。さらに【gateway.dat】に長めの書式がサポートされていることが必要で、最新差分アップデートプログラム20250620差分が適用済みであることが必要です。

3.『M365 のOAUTH2認証共有によるGateway 設定ガイド』:M365 のSMTPリレーの設定方法に関連し、さらにOAUTH2認証共有による拡張設定方法です。「代表となるアカウントのOAUTH2 で認証」を行い「異なるメールアドレス」を"エンベロープの送信元"として送信可能にする設定を解説しています。
※こちらの方法を利用するには最新差分アップデートである20250620差分が適用済みであることが必要です。

(参考ページ)
製品評価版ダウンロード|技術資料
製品評価版ダウンロード|共通ツール・ユーティリティ