社内ネットワークからのメーラーによるPOP3接続を止め、Webメールシステムからの接続だけ許可したい場合

社内ネットワークからのメーラーによるPOP3接続を止め、Webメールシステムからの接続だけ許可したい場合、POP3認証時の接続ロックアウト機能を活用して設定します。
2016年12月7日以降の最新差分アップデートを適用してあり、EPSTPOP3Sバージョンがv4.37以降であれば、POP3認証時の接続ロックアウト機能を有効に設定することにより、社内ネットワーク(LAN内)に接続されたPCからのPOP3接続を拒絶することが可能です。

社内ネットワークに接続されたPCからのPOP3接続を拒絶する方法
  1. レジストリを設定するか、Web管理ツールで設定するか、どちらかの方法でPOP3認証時の接続ロックアウト機能を有効にする。(下記記事参照)
  2. ※Web管理ツールを使う場合は20170908差分以降が適用されていることが必要です。
    ※機能を有効にするには最後にEPSTPOP3Sサービス再起動が必要です。
  3. プログラムインストールフォルダ内に【rejectpopip.dat】ファイルが自動生成されている場合はそのファイルを編集、生成されていないときはそのファイル名で作成し編集する。
  4. 【rejectpopip.dat】に次のような記述を行う。
  5. ここでは例として社内ネットワーク(LAN)のIPアドレスを192.168.1.xxxとする。
    '-------------------------------------------------------------------------------------
    192.168.1.XXX<tab>true  ←(Webメールシステムを動かすサーバのIP)
    192.168.1.*<tab>
             ↑(その他のネットワーク内からの接続をすべて拒絶)
    '-------------------------------------------------------------------------------------
    ※WebメールシステムのサーバIPを指定する行ではtabコードの区切りの後、"true"指定にしてください。そのIPには接続ロックアウトは適用されなくなります。2行目の拒絶を指定する行はtabコードの区切りの後、何も書かないで改行してください。
    ※【rejectpopip.dat】の記述方法は次の記事を参考にしてください。IPと"true"の間の区切り文字はtabコードです。
  6. これ以降、192.168.1.*の社内ネットワークPCのメーラーからPOP3接続しても、この接続ロックアウト機能により接続が拒絶されます。
※EPSTPOP3Sバージョンが古い場合はこの機能は使えませんので、最新差分アップデートが必要になります。またWeb管理ツールのバージョンが古い場合の時も、設定画面はありませんので、同様に最新差分アップデートが必要です。

(関連FAQ)
〔新機能〕POP3認証時の「接続ロックアウト機能」について