Outlook2016をクライアントに使用しSSLを設定したSMTP/POP3通信でエラーになる

Office Outlook2016をメールクライアントとして使用し、SSLを設定した上でのSMTP送信/POP3/IMAP4受信を行うと、以下のエラーが発生する場合があります。
「このサーバは、指定した種類の接続暗号化をサポートしていません。暗号化方式を変更してください。」
この種のエラーが確認された場合、メールサーバ側の次の設定を確認してください。

1.SHA-2(SHA256)方式の鍵について
エラーが発生した理由として、鍵を作ったときの暗号方式がSHA-2(SHA256)で作成しておらず、古い方式だからエラーになった可能性があります。SSL設定とSHA-2(sha256)については、次のFAQ記事をご覧ください。
(関連FAQ)
SSL設定で認証局が発行するSHA2(sha256)の証明書に対応しているか

上記ページ内にもリンクがありますが、SHA-2(SHA256)で鍵を作るには、ダウンロード公開ページより以下の項目のものをダウンロードし、作成してください。
「ダウンロード」公開ページ ■SSL Key 作成キット SSL-Key-SHA2a.zipもしくはSSL-Key-SHA2.zip

作成方法については、従来から解説している手順に準じてください。
E-Post Mail Server構築ガイド|22.SSL通信で送受信してみよう

2.E-Postの最新差分とSSL通信のためのDLL最新版について
E-PostでのSSL通信をSHA2(sha256)対応にするためには、2016年6月7日以降のE-Postシリーズの最新差分を適用する必要があります。最新差分を適用すると、OpenSSLを利用したDLL、[ssleay32.dll]/[libeay32.dll]が一緒に更新されます。なお、2018年10月に公開したE-Postシリーズの最新差分を適用すると、最新バージョン1.0.2o (1.0.2.15) のDLLに更新されます。