Active Directory連携時でのログインパスワードにダブルクォーテーション(")や円マーク(\)を使用しているときの問題と対応について

Active Directory連携時でのログインパスワードにダブルクォーテーション(")や円マーク(\)の文字を使用しているとき、POP3/IMAP4サービス利用時に該当するログインユーザーは、パスワードを正しく返すことができず、結果として認証エラーとなります。
この問題の原因として、POP3サービス時のUSER命令、IMAP4サービス時のLOGIN命令を受ける際、ダブルクォーテーションが含まれているパスワードの場合に、ダブルクォーテーション(")以降の文字列をいわゆる囲み文字として、削る処理を行うことが原因です。円マーク(\)が含まれているパスワードも同様です。そのため、正常にパスワード取得ができないために認証が失敗する結果になります。

現行バージョンでの運用にあたっては、Active Directory連携時でのログインパスワードにダブルクォーテーション(")や円マーク(\)を禁則文字として扱っていただくようお願いします。
2016年1月12日以降の最新差分アップデートでは、Active Directory連携時でのログインパスワードにダブルクォーテーション(")および円マーク(\)を使用しているときでも、パスワードとして有効に通すことができるように対策が取られました。EPSTPOP3S v4.35 および EPSTIMAP4S v4.50 以降のバージョンならばこの対策が取られています。