自動転送時の「不転送レポート先」を管理者に設定したときの仕様について エンベロープFROM をメールサーバが書き換える ように動作します。「不転送レポート先」設定によって、どのようにエンベロープFROMが書き換えられるかは以下の通りです。
管理者      →エンベロープFROM を管理者アカウントに書き換え 送信者      →エンベロープFROM は書き換えずそのまま 返信しない    →エンベロープFROM を空欄<>に書き換え 返信先指定(任意)→エンベロープFROM を任意アカウントに書き換え  
ただし、書き換えるのは、エンベロープFROM であり、メールヘッダのFrom:は書き換えません。自動転送メールを受け取った側から、メールヘッダのFrom:を見ても特に変更されていないので区別はつきません。
自動転送時の「不転送レポート先」設定に基づき、自動転送メールについて、エンベロープFROM をメールサーバが管理者アカウントに書き換える。 自動転送メールは、メールプロトコルを使って処理されるため、エンベロープFROMが管理者アカウントになったメールをSMTP受信サービス(EPSTRS)が再度受け付けるが、アカウントが存在しないため、無効なユーザーアカウントで送ろうとしていると見なされ、SMTP受信サービス(EPSTRS)により550番台の永続的なエラーを返し、受領が拒絶される。 自分自身のメールサーバであるが、拒絶をされた側のSMTP配送サービス(EPSTDS)は、設定に基づいてリトライを繰り返し、配送がうまく行かないことになる。  
結論として、管理者アカウントが作られていないときに、自動転送時の「不転送レポート先」を管理者に設定している状態では、仕様上からいって自動転送が正しく行えません。