Windows Server ドメイン管理下のAdministratorsグループの別ユーザーで動作させるときのサポートの方針について ドメイン管理下のAdministratorsグループ別名ユーザーで動作させたい要件があっても、ドメインコントローラ下の構成、特に複雑なMSFCクラスタ構成などでは、Administratorで管理・運用を続けることを推奨 いたします。【参考情報】 
■弊社検証環境にてドメインコントローラと同居させたシングル構成のメールサーバで確認したこと
「Active Directoryユーザーとコンピュータ」からAdministratorからユーザーをコピー、'kanri'と名前を付ける。
 その後、'kanri'でログインし、確かめる。
 スタートメニュー、アイコンなどは、Administratorと同じ状態が維持され、起動可能。
 特に問題なし。EpstControl.exeも起動可能。
  
ドメインコントローラの「Active Directoryユーザーとコンピュータ」からAdministratorからユーザーをコピー、'kanri'と名前を付ける。
 その後、'kanri'でログインし、確かめる。
 その結果、アイコンは表示されるが、アプリをブロックするダイアログが出てきて「はい」を選んでも起動不能。(ファイヤウォール無効状態にして試しても同じ)
 EpstControl.exeを管理者で直接実行しても、タスクマネージャ上ではメモリ消費されているものの、実際には起動しない。
  
この現象に対する対応策として、次のサイトで書かれている方法を試しました。一般ドメインユーザにローカルPCの管理者権限を与える方法 
ドメインコントローラのグループポリシー管理エディタを使い、Administraotrsグループをまず追加、そのプロパティから'kanri'ユーザーを追加した。
 その結果、アプリをブロックするダイアログが出てくるが「はい」をクリックすると起動が可能。
 EpstControl.exeを右クリックから「管理者として実行」を選んで直接実行しても、起動可能。
 MSFCクラスタ構成なので、各サービスを止めると、正副切り替えになってしまい、確認しづらいが、EPSTDSを停止、開始させることができることを確認。
  
Windows Server 2008 R2でAdministratorとAdministratorsの動きが何か違う 
この記事の情報によれば、2008R2のAdministratorと、Administratorsのアカウントでは、基本的動作が異なるのは、UACの管理者承認モードの設定が原因との指摘がされており、次の設定を試した。 ローカルセキュリティポリシー ローカルセキュリティポリシー その結果、アプリをブロックするダイアログが出なくなったことを確認。