メールサーバマシンにアンチウイルスソフトを同居させるときの注意点(重要)  
 〔E-Post Mail Server/SMTP Server全シリーズ共通〕メール作業フォルダ(メール用作業ディレクトリ)(既定値 "/var/spool/epms/") メールボックスフォルダ(既定値 "/var/spool/epms/inbox/%USERNAME%")  
ここであげた対策を取らないまま、サードパーティ製アンチウイルスソフトによって「メール作業フォルダ」「メールボックスフォルダ」下にあるフォルダの常時監視やスキャンを行った場合、メール送受信処理との間で各フォルダ内にあるファイルの競合(=ファイルの取り合い)が発生し、メール送受信時に予期しない問題が発生する可能性があります。これは常時監視を行うようなバックアップソフトなどでも同様なことが言えます。アンチウイルス機能を持ったEnterprise 版では、加えて次のフォルダを添付ファイルを一時展開する作業フォルダとして使用 します。サードパーティ製アンチウイルスソフトによる常時監視や定期検出をする対象から必ずはずしてください。
〔Enterprise シリーズの場合〕一時展開する作業フォルダ(既定値 "/tmp/Fastscan/")  ※2  
さらに「プログラムインストールフォルダ」下のパターンファイル保管フォルダやパターン更新ログフォルダについても、サードパーティ製アンチウイルスソフトによる常時監視や定期検出をする対象からはずすことを推奨します。やはりファイルの競合が発生する可能性があります。
〔Enterprise シリーズの場合〕パターンファイル保管フォルダ(既定値 "/usr/local/Fastscan/bin/database") パターン更新ログフォルダ(<メール作業用フォルダ>(/var/spool/epms)下の "fsupdlog")  
また、アンチウイルスソフトがSMTPプロトコルのデータ、POP3プロトコルのデータを自動的にスキャンして検出するような設定を行っている場合、ソフトの動作によっては、送受信の時間が極端に遅くなる場合がありますので注意してください。